「新卒入社した会社がやばそうな感じしかしない。。入社したばかりだけど仕事辞めたい…」
「3割の新卒が入社した会社を3年で辞めている!」と聞いたことはあるかと思います。
就活を頑張りに頑張ってなんとか入社した会社。でも毎日の仕事は退屈で面白さも分からず、やりたくもない仕事なのに上司に怒られる毎日…。あんなに入社したかった会社のはずなのに、毎日職場に行く道が憂鬱で仕方がない…。
全てが当てはまる人はいなくても、気持ちは分かる!という人もいるのではないでしょうか。
そんな人も、「まずは3年間は働かないと転職もできない、ジョブホッパーだと思われる」と一度は言われたことがあると思います。
しかし、結論から言えばそういったことは転職したことがない人の妄言でしかありません。きちんと考えて適切な行動をとることが最も重要です。こういった発言に惑わされて若い時間を失うことが最大のリスクとなります。
この記事では「新卒だけど会社を辞めたい」と思っている人に向け、適切に退職する方法について解説していきます。
新卒で入った会社をやめたい…。よくある理由とは?
新卒の方が会社を辞めたいと思う理由は様々ですが、代表的なものとして以下の5つがあります。
- 仕事内容や環境に不満:新卒の方が望んでいた仕事内容や環境と違ったり、ストレスや嫌な上司などがある場合に辞めたいと思うことがあります。
- 職場の人間関係の悪さ:仲間同士や上司とのトラブル、嫉妬や偏向などの人間関係の不良さが原因で辞めたいと思うことがあります。
- 職場の雰囲気や文化に不適合:自分が望んでいた職場の雰囲気や文化と異なる場合、適応することが難しく辞めたいと思うことがあります。
- 給料や待遇に不満:給料や待遇が期待したものと異なる場合、他の企業に転職を考えたり辞めたいと思うことがあります。
- キャリアアップやスキルアップの見込みがない:自分のキャリアアップやスキルアップに向けたチャンスがない場合、他の企業でのキャリアアップやスキルアップを望んで辞めたいと思うことがあります。
このように新卒の方が会社を辞めたいと思う理由は様々ですが、上記の5つは代表的なものです。辞める前には必ず考慮すべき要素がありますので、辞めるかどうかは慎重に考える必要があります。
なぜ「3年は働け」という説が言われる?
「新卒で社会人になったからには、職場で3年間以上働くべき」。このような言葉が広まったのには、いくつかの理由があります。
まず、新卒社会人は新しい職場で様々な経験をすることで、多くのことを学ぶことができます。職場の環境や役割に慣れて、社会人として仕事をするための基礎的なスキルを学ぶことができます。どんなミスでも「新卒だから」という理由で許してもらえますし、先輩社員が時間と労力をかけて能力の向上に協力してくれます。さらに、将来的のキャリアアップのために必要な経験を積むことができます。
また、3年以上働くことによって、会社や上司からの信頼が高まります。会社は新卒が長期的に働いてくれて戦力になることを期待するため、彼らにより多くの責任、裁量を与える可能性が高くなります。責任や裁量はプレッシャーにもなりますが、これは将来のキャリアアップにも役立つことがあります。
さらに、新卒であると退職金などの制度に関連してもいくつかの制限があります。代表的なのは退職金ですが、一定額をもらう資格を得るためには、長期間働く必要がある場合もあります。少なくとも早期に離職する人に向けて退職金を用意する企業はないので、そういったことからも「3年は働け」と言われることが多いことも事実でsy。
以上が「新卒は3年以上働け」と言われる理由です。しかし、最終的には個人のライフプランやキャリアアップの考え方によって異なります。会社をやめたい場合は、未来のキャリアアップや退職金などのことを考慮して慎重な決断を下すことが大切です。
新卒で辞めたほうがいい人、辞めないほうがいい人とは?
ただし、仕事を進めていくうえでストレス過多となり、身体的・精神的に参ってしまうようであれば新卒であっても会社を辞めることは検討すべきです。
体調を崩して働けなくなってしまった場合、以前のように回復することはとても大変です。体調を崩し以前のように働くことはもちろん、休職などを挟んだとしても同じ会社での再雇用も困難になります。
そのため、今後の就職やボーナス、退職金などを考慮し、より健全に働くことができる環境を探すことが重要です。
仕事はいつでも辞めることができます。迷っている場合は、最終決定前に考える時間を取ることが望ましいです。あなたのキャリアや将来にとって最善の選択をするためには、詳細に情報を調べて、周りのサポートを得ることが大切です。
逆に、「明確なストレスがない」「なんとなく仕事に行きたくない」「もっと楽な仕事がしたい」といったような短絡的な理由で退職したい場合は、もう一度考えてみてもよいかもしれません。
退職は会社員の権利であり、健康を害してまで働く必要はありませんが、現在の仕事から逃げる形で退職してしまうと、「根気がない」というように見られ、ジョブホッパーとして見られ始めてしまうリスクがあります。
新卒ですぐに辞めるときのメリット、デメリット
新卒ですぐに会社を辞めることは、メリットとデメリットがあります。
メリットとしては、自分のキャリアパスを自由に選ぶことができます。新卒であっても、入った会社で自分が望むキャリアパスがない場合があります。好きでもない仕事に一日の大半を費やすことは大変な苦痛です。より自分らしく、モチベーション高く働ける他の会社や業界に就職することで、自分のキャリアをよりよくすることができます。また、自分のライフスタイルに合った仕事を探すことができます。
デメリットとしては、キャリアの中断やスキルの欠落があります。新卒ですぐに辞めると、本来得られるはずだった仕事の経験ができなくなります。これにより、順調に成長していれば得られたスキルが不足します。これは、将来のキャリアアップに支障をきたすことがあります。また、他の会社に就職する際にも、自分のキャリア歴が短いと採用を見送られるケースがあります。短期離職の履歴書を見た面接官は、「うちの会社もすぐに辞めるかも…」と不安になってしまいます。さらに、仕事を辞めるということは、負の印象を与えることもあります。これは、将来のキャリアアップに影響を及ぼすことがあります。
新卒ですぐに会社を辞めることは、メリットもデメリットもあります。自分のキャリアアップを考え、自分のライフスタイルやキャリアパスに合った選択をすることが大切です。
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