【ひろゆきの見解】退職代行を使うのは本当にクズ?ありえない?【退職代行屋の本音】

本記事では「退職代行を使うことはクズ扱いされるかも…」「退職代行を使うことは社会人としてありえないのでは?」と悩んでいる人へ向けた内容を記載していきます。

退職代行を使うのはクズ?ありえない?

退職代行について検索されているキーワードを見ていると、あることに気が付きました。

「退職代行 クズ」「退職代行 ありえない」など、退職代行の利用を検討している人の中には、とてもネガティブで後ろめたい気持ちを持っている人がいるようです。

元退職代行屋さんとして、そういう人がいることに強く憤りを感じています。

声を大にして言いたいのですが、退職代行を使うことは決してネガティブなことではありません!

どこか後ろめたい気持ちを持っている人に、この記事を送りたいと思います。

退職代行を使うことがクズではない理由

日本では職業選択の自由が保障されている

日本国憲法には、「職業選択の自由」についての記載があります。

何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

日本国憲法第22条第1項

これをかみ砕いて伝えると、「誰もが好きな仕事をすれば良いし、誰もが嫌な仕事を辞めることができる」ということになります。(強制的に嫌いな仕事をさせられるのなんて、奴隷と一緒ですよね)

このように、好きな仕事をすることができ、自分に合わない仕事を拒否できることは人権として誰もが保障されているものになります。誰もあなたが仕事を辞めることを非難することはできないのです。

雇用契約は、会社と個人の対等な契約

このブログでも繰り返しお伝えしてきましたが、あなたが会社と結んでいる契約は、本来対等な立場での契約になります。

お互いが「合意の上で」労働力を提供し、その対価として報酬を得る契約です。

あなたが辞めたいという意思を表示すれば、会社としては契約をそれ以上結ぶことはできません。

「そんなことをしたら会社に迷惑がかかる…」と優しい方は思うかもしれませんが、あなたは今まで会社に迷惑をかけられたことはないですか?仮に迷惑がかかったとしてもお互い様です。

「退職代行はクズ?」に対するひろゆきさんの見解

今、ネット上で大人気のひろゆきさんが、「退職代行を使うことはクズですか?」という質問に答えていました。その抜粋を紹介します。

ひろゆきさんの退職代行に関する言及をまとめます。

  • 会社や同僚は、貴重な戦力であったやめてほしくなかったから文句を言っている
  • だからどう辞めたとしても文句を言われる
  • 法律的にはどう辞めても全く問題がない、ただバックレはおすすめしない

バックレをお勧めしない理由については、こう解説していました。

  • バックレだと会社側は「本当に辞めるのか?」が分からないので困ってしまう
  • 退職の意思を確認するための手間がかかってしまう
  • 緊急連絡先に電話などもしてしまうので、周囲にも迷惑がかかる

確かにひろゆきさんのおっしゃることにも一理ありますね。

「退職代行はクズ?」に対する元退職代行屋さんの見解

最後に、元退職代行屋である私の意見もお伝えします。

まず、私もひろゆきさんに完全同意です。前述の通り、職業選択の自由からどんな仕事をするのかも自由ですし、あなたと会社は対等な関係です。「辞めたくても辞められない」なんて状況は根本的におかしいと思います。

そして、強く訴えたいことは下記です。

退職代行を使わないといけなかった会社・職場が最大の問題

本来的には、社内のルールに沿って退職交渉を進める必要があったかもしれません。

一方で、それは会社がきちんと退職意思を受け止めてくれる場合の話です。また、心理的安全性が担保された状態で、会社や上司と適切なコミュニケーションが取れる場合に限った話だと思います。

「退職代行を使ってしまった」のではなく、「退職代行を使わざるを得ない環境だった」ということです。

適切な職場ではない、異常な環境であったために退職代行を使わざるを得ない状況に追い込まれているからこそ、あなたは今悩んでいるのだと思います。

そして、その適切な職場環境を作れなかった責任は会社や上司にあります。

あなたは悪くないのです。それだけは分かってほしいという私の想いを書いて、この記事は終わりたいと思います。

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